膝ベーカー嚢腫
1.ベーカー嚢腫(のうしゅ)とは?
簡単に言うと膝の裏が腫れて膨らむことによって、膝裏に痛みや張り、正座やしゃがみ込みが制限されます。
40〜50代の女性に多いように思われます。
2.なぜ膝の裏が腫れる、膨らむの?
膝の関節の中を満たしている関節液(滑液)の入った袋(滑液包)が炎症を起こすため、滑液が増えて膨らんでしまいます。
自然に小さくなる事もありますが、無理をすると関節液が増えて破裂する事もあります。
3.なぜ関節の袋に炎症がおこるの?
①加齢
②関節リウマチ
③体重増加
④変形性膝関節症
⑤間違った膝の使い方
などが考えられます。
①と③は関連があります。
④はある日突然変形するとは考えにくいので、③や⑤の積み重ねによって④が起こると考えます。
4.一般的な施術方法は?
おそらく患部(膝の裏)に電気やマッサージ、ストレッチだと思います。
5.当院の考え方、および施術方法は?
そもそも膝の裏が痛くなったり炎症を起こすのは、膝の裏が悪いのではありません。
正しく動いていない関節や筋肉があるため、それをかばうため膝の痛み裏の筋肉【膝窩筋および半膜様筋】が過剰に働き過ぎて炎症を起こします。
なのでまずアプローチしなければならないのは膝裏ではなく足首や股関節、骨盤の関節のエラーをリセットする事です❕
次に筋肉へのアプローチです。
膝窩筋や半膜様筋が頑張り過ぎなくてもいいように、足首や股関節周りの筋肉に対してもアプローチします。
6.ベーカー嚢腫で悩む方にアドバイス
症状が強過ぎる場合は精査も必要ですが、早期なら薬に頼らなくても嚢腫が小さくなる可能性があります。
正しい歩き方、膝の使い方を覚える事によって再発しないお身体に変えることも可能です。
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