腰椎椎間板ヘルニア
ほとんどの方が、腰椎椎間板ヘルニアとは
「腰椎と腰椎の間にある椎間板が圧力によって飛び出して、
坐骨神経を圧迫することにより腰〜お尻〜足にかけて痛みやしびれが出るもの」
と思われているのではないでしょうか?
立ったり歩いた時、前屈みになった時や立ち上がる時、
もしくは座っている時、寝返りをうった時に辛くなると思いがちです。
これが一般的な椎間板ヘルニアの定義ですが、実は少し違います。
いや、だいぶ違います。
実は椎間板ヘルニアが原因で生じる坐骨神経痛は意外に少ないのです。
(※全体の約3割程度)
実はズレが原因
ほとんどはレントゲンやMRIにも写らないもの、
つまり筋肉の過緊張や関節の歪み、ズレが原因です。
さらにはどの動作、
どの姿勢で症状が出るのかで原因となる筋肉や関節も異なるのです!
①立つのが辛い場合
②座るのが辛い場合
③歩くのが辛い場合
④寝返りの時に痛む場合
大きく分類するとこんな感じでしょうか。
さらに詳しく分けると、
➡ 「①立つ」でも
⑤立ち上がろうとすると痛い場合
⑥立っているとだんだん痛い場合
でも原因となる筋肉や関節は異なります。
同じく
➡ 「②座る」でも
⑦座ろうとすると痛い場合
⑧座っているとだんだん痛い場合
でも原因が異なります。
さらに
➡ 「③歩く」でも
⑨歩き始めから痛い場合
⑩5分ほど歩いていると段々痛くなる場合
でも原因がまったく異なります。
つまり坐骨神経痛=(イコール)椎間板ヘルニアではないのです。
例えヘルニアがあったとしても、坐骨神経痛とは無関係の場合も多いです。
手術でヘルニアを摘出しても症状が変わらない方が多いのが何よりの証拠です。
ヘルニアそのものを治すのはかなり時間がかかります。
姿勢そのものを変える事になるからです。
しかし、先程も説明したように椎間板ヘルニアが坐骨神経痛の原因
ではないのが大半なので、先程の原因をキッチリ割り出してそれに応じた
筋肉や関節に施術を行えば、
腰〜足への痛みやしびれは数回の治療で早期に改善する事も可能です。
痛み止めやコルセットなどで何ヶ月もごまかし続けている方、ぜひ一度ご相談下さい。
コメント