45歳男性 会社員の方からの質問
左腕から左手にかけてしびれを感じます。
常にしびれの症状が出るわけではないですが、かなり頻繁にしびれを感じます。
これらの原因はどういった事が考えられますか?
また、日常生活で出来る改善方法などを教えて頂きたいです。
回答
ご質問にお答えします。
➡ 手がしびれるのは複数の原因が考えられます。
①首:頸椎椎間板ヘルニアや変形性頚椎症など。
②胸:鎖骨周辺
③脇:QLS症候群(腋窩神経麻痺)
④二の腕:橈骨神経麻痺
⑤肘:肘部管症候群
⑥手首:手根管症候群
⑦手のひら:ギヨン管症候群
⑧それ以外:筋肉や関節ではなく内科的な問題
腕のどの範囲、どの指がしびれるのかによって疑われる原因が変わります。
また、特に症状が強くなる姿勢や、楽な姿勢によっても考える原因が変わってきます。
例えばボールを投げる動作でしびれる、うがいをしようとして上を向いたらしびれる、
右を向いたらしびれる、物を握った時にしびれる、バンザイしたときにしびれるなどなど。
➡ 逆に、
①姿勢や動作とは関係なく症状が出たり消えたりしている場合
②ピリピリ、ジンジンなどの知覚性感覚性のシビレではなく、動かしにくい、動かせない運動性シビレ
③筋肉の萎縮(手が細くなったり握力が極端に落ちる)
がある場合は①などの神経圧迫の重度または⑧の疑いがあるので
1度精密検査を先に受診されることをオススメします。
ちなみに…
①の椎間板ヘルニアや変形は首でも腰でもある程度の年齢ならば大なり小なり起こります。
しかしそれが症状の原因になるとは限りません。
むしろヘルニアが原因と思われる腰痛、首痛、シビレなどの症状は約3割で、
過半数は原因不明とされているそうです。
これはつまり、レントゲンやMRIなどの画像に原因が写る場合が約3割ということです。
残りの半数以上は原因が画像や数値には現れないものの可能性が高いです。
それは何か?
当院ではそれが
①感覚センサー(≒関節)の異常、
②筋肉の過緊張(固すぎて伸びない)、
③筋肉の収縮不全(縮む事ができない)が根本的原因だと考えております。
そこでAKS療法®という特殊な施術法で①②③をリセットして
正常な状態に戻すことにより関節や筋肉が本来の動きを取り戻すことを治療の主軸としております。
これらを踏まえてまずは質問者様の症状がどのタイプかの鑑別が必要です。
原因が特定できれば質問者様がやるべきトレーニングやストレッチのアドバイス
も変わりますので、興味がありましたら1度お越し下さればと思います。
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